【実話】電車内で見かけた無敵な奴

ホシオのエピソード



こんにちはホシオです。hoshio_jp

僕は都内に勤めるサラリーマンなので、毎日電車通勤をしているわけですが、

電車を利用していると色んな出来事に遭遇します。



先日、会社の帰り道のこと。

疲れ果てた体で電車に乗り、つり革を握って揺られること15分。

窓の外には暗闇に浮かぶマンションの灯りたちが流れている。

途中駅に着き、何人か降りると僕の目の前の席が空いた。




1日中立ち仕事だから足は疲れていたが、座らずにガマン。

すると1人の男性が我先にとばかりに座って来た。

40代半ばだろうか?

どこかの会社の作業着姿で、手には大事そうにバックを抱えている。

最初は気にも留めていなかったが、その男性が急にバックの中をゴソゴソし始めた。




男性はバックの中からプラスチックのコップを取り出し、おもむろに床にコップを置き出す。

(え⁉︎この人何始める気だろう?)

僕の足元に置かれたプラスチックのコップ・・・




すると男性はまたもバックをゴソゴソし始め、次に取り出したのは何と『つぶつぶオレンジジュース

それを床に置いてあるコップにドバドバ注ぎ始めたのだ!

(わわわ、やばいってこの人!)

流石に僕も怖くなりドアの方へ少し移動し、監視を続ける。

男性はジュースを注ぎ終え、一息つくとゴクゴクと飲み始めた。

(缶から直接飲めばいいんじゃない?)

そう心の中で呟いている間にも、男性はジュースを飲み干し一点を見つめている。

(なんか余韻に浸ってるぞ。まさかもう一杯飲む気じゃねえだろうな・・・)

僕の思いも虚しく、男性は二杯目を注ぎ始める。




揺れる車内。

つぶつぶオレンジジュースが注がれたコップが床でチャプチャプしている。

周りの視線が男性に集まる。

平然としている男性・・・

(無敵だ・・・この男無敵すぎる)

何というハートの持ち主だろうか?並の人間では出来ることではない。





しばらくすると僕が降りる駅に着いたので下車。

床のコップに気をつけながら電車内を移動する人々・・・

走り去る電車を見送る。

男性はなぜプラスチックのコップを床に置き、つぶつぶオレンジジュースを注いだのかは謎である・・・

時刻はPM:21:00

では。